ヨーロッパの国々はアフリカで行った残虐な行為にもかかわらず、なぜ裁かれないのか、そしてなぜ彼らは謝罪をしないのかという疑問があります。その背景には「不訴求の原則」というものがあります。この原則を知ることで、世界の歴史が戦争に勝った国々や力を持った国々に都合のいい形で進んできたことが理解できます。

アフリカの歴史を振り返ると、ヨーロッパによる搾取の歴史があります。16世紀から19世紀半ばにかけては奴隷貿易が行われ、さらに19世紀末から20世紀中盤まで植民地支配が続きました。これによりアフリカ大陸は破壊され、分断されました。この過去の負の歴史が現代の戦争や貧困の原因となっています。

なぜヨーロッパはアフリカの発展を妨げたにもかかわらず、裁かれることがないのか。その理由を知るために「不訴求の原則」を紹介します。ヨーロッパがアフリカで犯した残虐な行為を振り返り、その罪が裁かれない理由を見ていきましょう。この動画を最後まで見ると、世界が異常なまでにヨーロッパ中心主義で進んできたことに気づくはずです。

奴隷貿易はアフリカ大陸を大きく変えました。奴隷貿易が始まる前のアフリカでは争いごとは伝統的なルールに基づいて解決され、平和な暮らしがありました。しかし、ヨーロッパ人による奴隷貿易が始まるとアフリカ人同士の戦争が始まり、アフリカ人が奴隷として扱われるようになりました。

推定1500万人以上のアフリカ人が強制的に拉致され、アメリカ大陸や西インド諸島のプランテーションで強制労働をさせられました。この奴隷貿易によりアフリカの発展が妨げられ、現在でも戦争の火種となっています。ヨーロッパ人はアフリカ人に対して分断を生み出し、自分たちの手を汚すことなく奴隷貿易を続けました。

奴隷貿易が廃止された後もヨーロッパの国々によるアフリカの搾取は終わりませんでした。19世紀後半からは資源の探求のためにアフリカの内陸部まで進出し、植民地支配が始まりました。アフリカ大陸はヨーロッパの国々によって分割され、現在の国境線が定められました。

このような歴史の中で、アフリカの発展が阻害され、戦争や貧困が続く原因となっています。ヨーロッパがアフリカに謝罪しない理由は、世界の歴史が戦争に勝った側や力を持った国々の論理に基づいて進んできたからです。

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