5: 名も無き被検体774号+ 2022/01/21(金) 21:29:40.43 ID:O3/eovRJ0
翌日、デリヘル運営しとる知り合いに関東で働いてない女をこっちに送ってくれんか?って聞いた
俺の考えはこうだ
男に女性に対しての免疫をつけさせてそこから恋愛できるような状態に成長させる
女性に慣れればトラウマなんて吹っ飛ぶと思ったからだ
なので男にはそこそこ綺麗な女性と何回かデートを繰り返して貰おうとした
「そういうわけだから、誰か女送ってくれ」
「ヤったりしなくていいわけだよな?ならキャバ嬢のほうがよくね?知り合いに掛け合ってみるけど・・・ でも年間ウン百万要求されると思う。払える?」
「多分余裕。後でこっちの条件もむこうに伝えるからとりあえず相手の言い値でOKしといてよ」
「分かった」
これを社長に報告するとすんなりOKが出たが、費用が2000万円超えるようなら一言言ってくれと言われた
出来れば誰かと結婚させて出来るだけ会社を辞めさせないようにしてほしいとも言っていた
じゃあそれも相手方に言って話を持ち掛けるようにしました
2日後、キャバクラ運営している人と会って交渉
「神戸で働いてる嬢を一人そちらに送ります。1年間で1000万円になりますけどいいですか?」
「はい大丈夫です。そんでウチの男が結婚したらそちらに追加で300万円支払いますので」
「え?いいんですか?ちょっと待ってくださいまた電話かけ直します」
30分後・・・
「分かりました。じゃあ遅れてもう一人追加して送ったりしてもいいですか?追加料金は取りませんので」
「え?二人も要らなく無いですか?」
「こっちの方が確実だと思いますよ。そのほうがトラウマも克服早く出来ると思いますし、というかそれなら一年もかからないと思います」
「わかりました、ではよろしくお願いします。」
「ありがとうございます失礼します」
話がまとまったので男に報告
もう話は決まってるので拒否権は無いぞとゴリ押ししようとしたがその前に男が「ありがとうございます!」と凄い乗り気だった
とはいえ男の女の好みがわからないのでやる気を削がない様にと、前もって貰った嬢の画像を貰ったが、会った時のお楽しみということで見せなかった

6: 名も無き被検体774号+ 2022/01/21(金) 21:31:26.05 ID:O3/eovRJ0
約3週間後、その嬢は来た
上にもスペックは書いたが全然キャバ嬢やっているようには見えなかった
見た目は清楚っぽく、女子高生から女子大生くらいの若々しさで、小奇麗なお嬢様という感じだ
写真はキャバで働いてた時に撮っていたものだから違う人が急遽派遣されたのかと思ってしまったレベル
男と嬢1が初対面の時は二人きりでしてもらったのでどんな反応だったのかは知らない
そこからデートスタート
男も相手が派遣されたキャバ嬢だと知っている

7: 名も無き被検体774号+ 2022/01/21(金) 21:35:08.58 ID:O3/eovRJ0
契約内容
仕事の日は週1~2で仕事終わりから20時~22時までデート。雨の日はデート無し
休日(土日)は豪雨でもない限り半日~1日デートすることに
朝帰りはOKだがこちらからヤろうとするの禁止
もし破ったらそこで治療終了と判断し、契約終了
嬢1が気に入ったら求婚OK
付き合ってる設定では無くデートするだけの関係なので別にソープとかに行くのはOK
でもキャバクラは禁止
もうちょっと細かな内容書いてたと思うけど大体こんな感じ
会社が大金を出してることは男には秘密

8: 名も無き被検体774号+ 2022/01/21(金) 21:40:46.70 ID:O3/eovRJ0
セッティングは出来たしもう俺は用済みだなと思ったがデート開始2週間経過した頃、俺に男から電話があった
「お疲れ様です」
「おうお疲れ。調子はどう?」
「セッティングしてくれてありがとうございます!話が合うので相性的な意味では全然苦痛じゃないです」
「おー!やったや・・・ ん?他は苦痛ってこと?」
「まだちょっと怖いんですよね・・・ 会話中ドモるというか・・・」
「まあそんなもんやないん?相手も事情知ってるから気にせんでいいよ」
「でも不安なのでデートを離れた場所で監視して貰えませんか?」
「え?なんで?」
「どうすればいいか分からなくなったらアドバイス欲しいんですよ」
「だからそういうの気にすんなって」
「いやいや、俺さんがこの企画持ち込んだんですから最後までキッチリ面倒見てくださいw」
「あー確かにそーだなー・・・」

9: 名も無き被検体774号+ 2022/01/21(金) 21:46:15.30 ID:O3/eovRJ0
軽くゴネたとはいえデート内容は気になっていたのでOKした
社長に「俺デートの監視役になったから経費下さい」って言ったら50万円くれたが流石に多いので40万円返した
そこから俺、男のストーカー
ネカフェや居酒屋に1人で入るのは余裕だが水族館やTDLに1人で入るのは結構苦痛だった
だが二人がデートを楽しそうにしているのを見て俺はニヤニヤしていた
監視してるだけなのにすっごい楽しいのね
食べ物の共有をしているときに「あ!間接キス普通にしとる!」とか小学生かよ!って言いたくなるレベルのことで俺は一喜一憂してた
嬢1が上手なのか、男のトラウマが実はたいしたことじゃなかったのかこの時は思ってた
デートのことを聞くと男は「先輩が近くにいるので安心してデートできています。本当に助かってますよ」と言ってくれた
俺は「困った時は俺に言えよ」って言ってあるのだが監視してる時に相談を受けたことが1ヵ月目の5回だけしか無いんだよね
俺いなくても余裕じゃねってその時は思った

10: 名も無き被検体774号+ 2022/01/21(金) 21:50:07.25 ID:dC4D8Ykl0
三行で頼む

11: 名も無き被検体774号+ 2022/01/21(金) 21:51:59.50 ID:O3/eovRJ0
デート開始から2ヶ月後、二人目(嬢2)が来た
嬢1の妹という話(確かに顔は似ているが本当の姉妹なのかは知らない)
だが嬢2がキャバ嬢だということは男には言ってないので多分知らなかったんじゃないかな?
というか姉妹で同じ店でキャバ嬢って聞いたことないからな俺
その時から男1女2でデート開始
普通に1:1のカップルだったらそんなことないんだけど1:2でデートしてるから離れた場所から見てもちょっと浮いてるんだよな
そんなわけでもちろん会社の人間にも男がデートしていることがバレた
男は彼女が出来たのかと質問されてたが「ちょっと微妙な関係」って濁した言い方をしていた
周りには「あの二人は姉妹だから」と説明して周りは何となく察してどこまでヤったやらそういう質問はしなくなった
また「男のおせっかいスキルが発動したんだなwしかも今回は会社以外の人間にw」って認識になってた
そら社長が私財で1000万円以上男の為に使ってるなんてことが知れたら一部の社員は面白くないだろうしな

12: 名も無き被検体774号+ 2022/01/21(金) 22:01:30.24 ID:O3/eovRJ0
そこから更に2ヶ月後、いつも通り俺は男のデートの監視していたある日、後ろから「あの・・・」と声をかけられた
俺のことかな?と思って振り返るとそこには全く面識のない女性がいた
「はいなんでしょう?」
「(男を指さしながら)あの人のことをずっとつけてますよね?」
「はい、まぁそうですけど・・・」
「何で尾行してるんですか?」
「え?あなたと関係ないですよね?」
すると女性の眉にかなりの皴が出来た。軽く睨め付けた顔になり
「じゃあ貴方がストーキングしてることをあの人に今から言いに行ってもいいんですよね?」
「いや!それはだめ!ちょっとまって!」
「駄目です。ちゃんと納得できる説明をしてください」
これは今日監視するのは無理だなと思い、俺は男に電話した
理由は分からないが、この女性も監視をしている理由が謎だからもしかしたらと思い、俺に釘を刺したのだろう・・・
めんどくせぇなと思いつつも。その疑いを晴らすために俺はすぐに男に電話した
「もしもしお疲れ様です!監視してます?」
「おう!でもちょっと今日急な用事できたから今日は監視中止になったわ」
「ハイ了解です。お疲れ様でーす」
「はいよー」

今日はここまで
書き込む集中力切れた
ここまでで質問とかあったら言いますよ

13: 名も無き被検体774号+ 2022/01/21(金) 23:25:52.30 ID:qKb/bnuzd
見辛い
改行を適切にしろ

>>13
上手くできるか分かりませんがやってみます

電話を切ると女性はなんか余計なことをしたと思って申し訳なさそうな顔をしていた
そらストーキングしてた奴が普通に男に電話をして監視出来なくなっただの会話をしているんだもんな
完全な勇み足なのはこの女性も理解したのだろう

女性は頭を下げて「邪魔して本当にすみません」と言ってきた
俺は「いいですいいです^^ あいつに頼まれてた監視めんどくさかったですから、でも監視止める口実で来てとっとと帰れますからね、あ な た の お か げ で あとはお好きにどうぞ^^」と皮肉を言ってその場を立ち去った
この時は相当イラっとしていた。楽しい監視を関係ない奴がしゃしゃり出てくんなや!って感想だった
嬢1には「もしかしたら事情の知らん女性が何か話しかけてくる可能性があるから注意してください」とメールで報告

その後、駅前のコンビニに入って給料降ろして店を出ようとしたら、さっきの女性がいた
おいおい次は何だよ・・・ と思ってまた悪態をついた

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