新型コロナの後遺症としては、倦怠感、味覚・嗅覚障害、脱毛、頭痛や、継続的な身体の痛みなど、さまざまな報告があり、パンデミック発生直後の昨年春に感染してから、もう1年以上もずっと治らずに苦しんでいる者までいる。

そんな中、表立ってニュースにはなっていないが、世界各地で少数ながら報告があり、関係者を困惑させている後遺症の事例がある。

それが、「新型コロナに感染してから霊が見えるようになった」というものだ。

欧米のオカルト掲示板などで、昨年からスレッドになっていたようだが、半分ジョークの扱いで、相手にされていなかった。しかし、同調する意見も複数あったらしい。

そして、これは日本もどうやら例外ではなく、特に感染者が増えてきた第3波以降に、その後遺症で悩む人々が出てきたようだ。

都内の心療内科で働く医師のもとには、昨年からコロナの後遺症に悩む人たちも訪れるようになったというが、その中で以下のような報告が複数あったと証言する。

「コロナの後遺症で来院される方の多くは、味覚障害からくるメンタルの不調や、記憶障害といったものが大半なのですが、『感染後に霊が見えるようになって怖い』といった方がおります。統合失調症や認知症から来る幻覚の類いなのかと思ったのですが、テストをしても問題はなく、何か別の要因があるとしか言えない状況です」



消費者金融で働いている剛さん(仮名・46歳)は、昨年のコロナ感染の後に霊が見えるようになってしまった1人だ。

剛さんは感染発覚から5日目に重症化してしまい、一時ICUにも入っていたという。

「2回目の緊急事態宣言の前だったので、すぐに入院できて良かったのかもしれません。でも、ICUでの記憶は全然ないんですよね。気がついたらベッドにいました。退院するまで1カ月半かかったのですが、病院内で意識が戻ったときから、霊のようなものが見えるようになったんです。最初は『なんでコロナ病棟に患者さんが突っ立ってるのか?』と思ったんですが、看護師さんや先生は誰も気がついていない。そこで『あれは、この病院で死んだ人の霊だ』って分かって…。自分も、あと少しで同じような霊になったかもしれないのかと思うと、なんとも言えない気持ちになりました」

退院してからも、剛さんの視界から霊は消えず、あちこちで霊を目撃し続けたという。

「霊そのものが怖いという感覚はないのですが、街を歩いたり、人と会うのがすごい疲れるようになってしまいました。だって、そこかしこにいるんですから。生きている人と死者が入り混じった世界に突然放り込まれることを想像できますか? 生まれつき霊感を持っている人なら、それが当たり前なのかもしれませんが、40年以上普通の世界で生きてきた人間が、急に見えるようになったんですから、辛いですよ。肺が時々苦しくなるとかの後遺症もあるんですが、一番辛いのは霊が見えるようになったことですね。これ、いつか見えなくなるんでしょうか…? 『コロナなんて、ただの風邪』だと思って、夜遊びして感染した当時の自分を殴りたいです」

都内のデリヘルで働く風俗嬢のさえこさん(仮名・23歳)は、昨年8月にコロナに感染した。

「感染した当時、新宿歌舞伎町のファッションヘルスで働いていました。お店の子は、ほぼみんな1回は感染していましたが、普通に復帰していたので、コロナになること自体は全然怖くなかったんです。実際、症状としては発熱と咳くらいで、インフルエンザと同じくらいの辛さという感じでした。ホテルでの隔離生活の退屈さのほうがよっぽど辛かったくらいで、1週間ほどで退院になったのですが…それから〝見える〟ようになってしまったんです」

続く

以下ソース
https://weekly-jitsuwa.jp/archives/29205

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