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体型を隠したオーバーサイズのファッションとグリーンの髪がトレードマークだったビリー・アイリッシュが英版『VOGUE』の表紙を飾り、セクシーなコルセット姿を披露したのは今年5月のこと。体のラインをあえて隠した中性的なキャラクターで若者の支持を集めていたビリーが、ブロンドヘア&ピンナップモデルのような佇まいで微笑む姿にはファンから賛否両論の意見が寄せられた。また先ごろのMETガラで「Oscar de la Renta」のドレスから胸の谷間を覗かせ、マリリン・モンローのようなセクシーな姿を披露したことも記憶に新しい。
そんなビリーがこのほど『ELLE』10月号に登場し、“キャラ変”と騒がれている自身の最近のスタイルチェンジや世間の反応などについて赤裸々に語った。豊満な胸元を露わにしたコルセット姿は、一部のファンの反感を買うには十分すぎたようで、
「私はあれで10万人のフォロワーを失ったのよ、たかがおっぱいでね。」
とショッキングな余波を告白したビリー。
オーバーサイズの洋服に身を包んだ彼女の姿がファンの脳裏にあまりに色濃く焼き付いているせいか、暑いからタンクトップを着る―といったごく普通の行為でさえも「なんてこと! ビリーがセクシーな服を着て何か自己主張しようとしている」などと騒がれてしまう世間の風潮に、
「人って記憶とか思い出にいつまでもしがみついて、手放さないものでしょ。だけどそれって、その人の人間性を奪うのと同じことよ。」
と戸惑いや苛立ちを覚えたことを吐露した。
女性の体型やファッションチョイスに批判が集まるのは、何も今に始まったことではないが、ビリーが抱えるフラストレーションを人一倍理解し、このたびのインタビューでビリーにエールを送っているのが、“クイーン・オブ・ポップ”ことマドンナである。
「問題なのは、私達が未だにかなり性差別的な世界で生きているってことね。女性は“純潔なバージン”か“尻軽女”、この2つのカテゴリーのいずれかに分類されちゃうのよ。」
そう世相を批判したマドンナは、そんな中でもあえて「性を対象にしない」カテゴリーを選び、ブレることなく我が道を突き進むティーンエイジャーのビリーを称賛している。
そして、
「もし彼女が女性らしさを前面に打ち出した写真を望んだとして、かつての彼女にはなかったような体の露出があったとしても、そのことでなぜ彼女が制裁を加えられなくてはいけないの?」
とビリーをサポートしたマドンナ。さらには
「もしビリーが男性だったら、こんなことを記事にする人は1人もいないはずよ。」