
鰻(うなぎ)は、日本の伝統的な食材であり、夏の風物詩として親しまれています。しかし、鰻だけではなく、鰻と一緒に食べる緑黄色野菜が、その栄養価をさらに引き立てることができます。本記事では、鰻と緑黄色野菜の組み合わせに注目し、その効果とおすすめの野菜をご紹介します。
鰻と緑黄色野菜の組み合わせのメリット
鰻と緑黄色野菜を一緒に食べることには、以下のようなメリットがあります。
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栄養バランスの向上: 鰻はたんぱく質やビタミン類を豊富に含み、緑黄色野菜はビタミンAやカロテノイドを多く含んでいます。これらの栄養素を組み合わせることで、食事全体の栄養バランスを向上させることができます。
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消化のサポート: 鰻は脂肪を多く含むため、緑黄色野菜の食物繊維が消化をサポートし、胃腸の調子を整えます。これにより、食後の胸焼けや不快な胃もたれを軽減する効果が期待されます。
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抗酸化作用: 緑黄色野菜に含まれるカロテノイドやビタミンCなどの抗酸化物質は、体内の活性酸素を中和し、細胞を保護する役割を果たします。これにより、鰻との組み合わせで老化の進行を遅らせる効果が期待されます。
おすすめの緑黄色野菜
鰻との組み合わせに最適な緑黄色野菜をいくつかご紹介しましょう。
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ほうれん草: ビタミンA、ビタミンC、鉄分などが豊富で、鰻の風味とよく合います。蒸し鰻の上にほうれん草を敷いても美味しいでしょう。
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かぼちゃ: ビタミンAやカロテノイドが多く含まれており、鰻との相性が良い野菜です。煮物や焼き物に加えると食欲をそそります。
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にんじん: カロテノイドの代表格であるβ-カロテンが豊富です。鰻とのコントラストが美しい一品を作ることができます。
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かぶ: ビタミンCや食物繊維が多く含まれ、爽やかな風味が鰻と調和します。サラダに加えると爽やかな一皿になります。
まとめ
鰻と一緒に食べる緑黄色野菜は、美味しさだけでなく、栄養価の向上や健康への効果をもたらします。鰻の脂肪と緑黄色野菜の栄養素が絶妙に組み合わさり、食事をよりバランスの取れたものにしてくれます。美味しく、健康的な食事を楽しむために、鰻と緑黄色野菜の組み合わせを試してみてください。それはあなたの食卓に新たな魅力をもたらすことでしょう。
【土用の丑の日】「うなぎ」は絶滅危惧種なのに食べてもいいの? 「養殖だからOK」には大きな誤解が
実際にこの時期は、スーパーなどにもうなぎの蒲焼がずらりとならんでいる様子を目にできる。
しかしこのうなぎ、絶滅が危惧されているのはご存知だろうか。
ニホンウナギは国際自然保護連合(以下、IUCN)で、2014年から絶滅危惧種に区分されている。
実際に、日本の天然ウナギの漁獲量は1970年以降減少の一途を辿っており、1960年代に3000トンあった漁獲量は2022年には59トンにまで落ち込んでいるのだ。
このような状況の中で、うなぎを食べるのは”あり”なのだろうか?
本誌が20代~60代の男女400人を対象に、アンケートを実施すると、食べてよいと思うが75%、食べてはいけないと思うが17.8%という結果に。
食べてよいと思う、と答えた人からはその理由として「店頭に残って廃棄されるより良い」、「1年に1回程度ならよい」「養殖だから」などの意見があがった。
食べてはいけないと思う、と答えた人からは「絶滅しては困るので、食べるなら数を増やせてからがいいと思う」「食べることが絶滅につながるかわからないが、確実なことがわかるまで、とりあえず食べないことにしている」などの声が。
しかし「自分だけが不買したところで周りが食べるので売れる、売れるので捕る、というサイクルは止まらないので難しいところ」と、複雑な胸中を明かすものもあった。
『結局、うなぎは食べていいのか問題』(岩波書店)の著書がある中央大学法学部教授の海部健三(かいふ・けんぞう)さんは、うなぎを食べることは「良い悪いという話ではないので、こうとは言い切れない。個々人が自分で考えて判断するべきだが、そのためにはまず前提となる知識を得ることが必要」と語る。
そもそもその判断軸になる”うなぎの実情”さえ、あまり知られていないのが現状なのだ。
たとえば、国内で消費されるうなぎは99%以上が養殖。
しかし、これらの養殖うなぎも実は”天然由来”。
ニホンウナギは全て、自然環境下で生まれた天然稚魚のシラスウナギを採捕し、養殖池で育てて出荷されたものなのだ。
そしてこのシラスウナギが獲れる量も年々減少傾向にある。
1970 年代は 50 トンを超えていたシラスウナギの国内採捕量だが以後減少を続け、1990 年に20トンを割り込んだ。
2022年度の採捕量は10.3トン、2023年は5.6トンとなっている。
そのため、アンケートでの食べて良い派の回答にあったような「養殖だから」というのは、現状”うなぎを減らさない”ことにはつながらないのだ。
このように誤解も多いうなぎ問題。そこで、今回は海部さんにうなぎ問題を解説してもらった。
■絶滅危惧種がスーパーに並んでいるのは一体なぜ?
そもそも絶滅危惧種なのに、なぜスーパーで売られるなど簡単に食べられる状況なのか。
「一般的な感覚でいうと、『絶滅危惧種なら、こんなにスーパーに並ばないのではないか?』と考えるかとおもいます。しかし、うなぎには、食べてはいけないという規制はないのです。そして、消費者はうなぎを求めています。消費者は食べたい、禁止するルールもない、ですからスーパーは提供している、ということです。また、絶滅危惧種が消費されていること自体がものすごくおかしいわけでもありません」(海部さん・以下「」内同)
絶滅危惧種に指定されている生き物だからといって、食べてはいけないということにはならないのだという。
「絶滅危惧種には、基準が複数あります。
たとえば、個体数がすごく少ないから絶滅危惧種という場合もあれば、たくさんいても急激に減っているため絶滅危惧種に区分されることもあります。
ニホンウナギの場合は急激に減っていることを理由として絶滅危惧種に区分されています。
しかし、個体数は多く、おそらく数百万の単位と考えられることから、消費を規制する段階にはありません。
これに対して、個体数が少ない生物は消費が規制される場合があります。
例えばアマミノクロウサギはニホンウナギと同じように絶滅危惧種に区分されていますが、個体数が少なく、現存する個体数は数千頭です。
アマミノクロウサギは”種の保存法”という法律の定める国内希少野生動植物種に指定され、捕獲が規制されています。
ニホンウナギは”絶滅危惧種”ではありますが、”希少種”ではないのです」
では、うなぎは数が多いので、絶滅することはないのだろうか?
「数が多くても絶滅する生き物はいます。最も有名な例はリョコウバトというアメリカの鳥でしょう。
一説には50億以上と、かつてアメリカ合衆国において世界最大級の個体数を誇っていた鳥ですが、ヨーロッパからの移民が流入したのち100年あまりで激減し、1914年に絶滅しました。
人間の開発による環境変化と狩猟の両方が影響したと考えられています。ですので、数が多いから大丈夫とはいえません。
特に、うなぎの場合には増える要素がありません。
適切な管理がなされてないし、生息環境の改善も進んでいない。
ですから、このまま減っていく以外の将来を想像することが難しいのです。
現在ニホンウナギが減少しているということは、うなぎが増える速度より消費速度の方が上回っているということです。
ニホンウナギ資源を回復させ、持続的に利用するためには、再生産によってうなぎが増える速度を上げつつ、消費する速度を減らす必要があります。
うなぎが増える速度を上げるためには河川や河口域など生息域の環境を改善することが重要です。
消費する速度を下げるには、漁獲量の制限が必要になります」
特にうなぎを食べて良いかどうかについては、この”適切に管理されていない”という点が大きな問題なのだと言う。
「現在のところニホンウナギは適切に管理されていません。
たとえば、消費する速度を減らすためには、採るうなぎの量を規制する必要がありますが、この”漁獲上限量”が、結局そこまでは採れないという過剰な量に設定されているのです。
日本、中国、韓国、台湾の4カ国では”池入れ制限量”とよばれる、養殖のために養殖池に導入するシラスウナギの量の上限を78.8トンまでに抑えるよう、2014年に合意しました。
しかし、現状78.8トンのシラスウナギを獲ることはできません。
実際の4カ国・地域の池入れ量合計は、池入れ量制限導入後の平均で40トン程度と、制限の半分にとどまっているのが現状なのです。
つまり、現在の池入れ量制限にはシラスウナギの採捕量を削減する効果がないのです。
上限が大きすぎるので、実質“採り放題”ということになります」
■日本では“違法うなぎ”ではないことを証明できるうなぎを見つけることが難しい
さらに、”違法うなぎ”が横行していることもうなぎの管理をより困難にする。水産庁の資料によると、令和4年漁期の国内のシラスウナギの採捕報告数量5.5トン、輸入数量5.8トン、合計11.3トンに対し、養殖業者のシラスウナギ池入報告数量は16.2トン。 4.8トンの出どころ不明、つまり密漁や無報告のシラスウナギがいるのだ。
「このような違法な漁獲や流通は、漁獲量と漁獲努力量の把握を困難にします。 漁獲量と漁獲努力量を把握することができなければ、ニホンウナギをどの程度漁獲しても良いのか、基準を設定することができません。
さらに、輸入されているシラスウナギのほとんどは香港からの輸入です。
香港から輸入されるシラスウナギの大部分は台湾など採捕国から密輸されたものと考えられます。
令和4年漁期の輸入量5.8トンのうちの大部分が香港へ密輸されていたとすれば、日本の養殖場へ池入れされた16.2トンのうち、7割程度に当たる10トンが違法行為を含むルールに反した採捕・流通を経ていたことになります」
消費者としては、食べるにしても“違法”ではないうなぎを選びたいところ。どうしたら、見極めることができるのか?
「流通情報の追跡が可能であること、いわゆるトレーサビリティが確立されているうなぎを探すということになりますが、現実的にトレースができているうなぎは残念ながらほとんどおらず、ルールを守って流通しているうなぎかどうかを消費者が判別するのは難しいのです。結果として、うなぎを消費することを通じて、消費者は間接的に違法行為に加担し、犯罪組織に資金源を提供してしまっている状況です」
つまりうなぎを食べる以上、“違法うなぎ”を食べている可能性を否定できないのだ。
「まずは知って考えることが重要です。
とはいえ、うなぎの問題は生態も人間との関係も複雑で、理解することは簡単ではありません。
この問題を解決しようとNGO、科学コミュニケーター、専門家らと協力して、ニホンウナギの現状について楽しく学ぶことができる”うなぎ生き残りすごろく”を作りました。
無償貸与していますので、お役立てください。
うなぎの問題を解決するにあたって、うなぎのことを知る以外に、もう一つ重要なことがあります。
食品について考えるとき、安心と安全と価格だけではなく、資源と社会の持続性について考えることです。
自分が食べている食品が適切な資源管理、流通管理を経て供給されているかどうかという基準も含めて食品を選ぶことで、資源の持続的利用と、密漁、密輸、奴隷労働など違法行為の抑制に繋がります」
うなぎが絶滅してしまっては、2度とうなぎを食べることも、誰かに食べさせてあげることもできない。
心から安心してうなぎを食べることができるようになるために、国も業者も消費者も考えなければいけない時期が来ているようだ。
【教えてくれたのは】
中央大学法学部教授・海部健三さん
著書に『結局、うなぎは食べていいのか問題』(岩波書店)
https://nordot.app/1058131030131147725?c=516798125649773665
引用元: ・【土用の丑の日】「うなぎ」は絶滅危惧種なのに食べてもいいの? 「養殖だからOK」には大きな誤解が
面白いな
そう言えばそうだな
荒らしならともかくソースなら文字制限無い方がいいな
途中で読むの諦めたわ
するとまた海に行って産卵する個体と川に居る個体に分かれるから先ずは増やす方に力を入れる
在庫処分で赤字→二度と仕入れせず→誰も養殖せず→誰も漁獲せず
売れるから捕獲するのです。ゴキブリを仕入れる店はありません。
絶滅危惧種を買ってはいけません。泥棒から物を買ってはいけません。
一人一人できる事から始めましょう。特売になってスーパーが泣き出すまで待つ、でもいいよ。
人に忘れられてから数百年単位で少しづつ増えればええんちゃう
でもさ、文化が無い国の人は簡単にそう言うかもしれないけど、文化って一度廃れちゃうと復興させるの無理くない?
イギリス料理なんて今も復興してないし、古代ローマの建築技術やら、陶磁器の釉薬やら、例はいっぱいあると思うの
一つの文化が消える時って同時に複数のモノが消えるじゃん
材料、調理法、器具の製造etc... たとえ何らかの記録が残っていたとしてもさ、現代の料理本ですら著者の味を再現できないじゃない
やっぱり文化が消えないように鰻の絶滅を回避すべきじゃないかなぁ
産卵しないなら四万十などには既にいない
栄養分になる虫や小さなカイアシ類だったかが不足するから海に行く
種によりバラバラだけど鮭と同じで一般的に川や湖に居るのを鱒と呼ぶ
この人法学部所属だけど専門は保存生態学でウナギの生態研究では国内有数の研究者なんよ
どっちかというと法学部所属なのが変(法学部で生物学教えてるみたいだけど)
え?学際的な分野を研究してるなら何も珍しくないが…
あ、中卒無職童貞うなぎ風かばやき丼で満足おじさんだから分からないかw
キング中国が食い尽くす
ウナギなど喰わないでも死なんのだから。
自己満足よりよい効果が得られるよ。
日本からの稚魚輸出を制限しさえすれば日本のウナギは守れる。
他国の事など気にする前に完全養殖技術の確立まで少しでも時間稼ぎを。
ウナギが完全廃棄になるほど売れ残る心配などあり得ん。
世界には、18種類のウナギが生息しており、そのうち
世界で日常的に食べられているウナギは、次の4種類です。
この4種類のうち、日本では上の2種類が食べられています。
・ ニホンウナギ (アンギラ ジャポニカ種)
・ ヨーロッパウナギ (アンギラ アンギラ種)
・ アメリカウナギ (アンギラ ロストラータ種)
・ オオウナギ (アンギラ マルモラータ種)
∧∧
/ 支\ ヨーロッパ から 中国経由
( `ハ´) のウナギも、あるアル~♪
( ~_.))__)
中国の沿海部では、日本と同じ "アンギラ・ジャポニカ種" を養殖しており、
中国の内陸部では、ヨーロッパ種の鰻 "アンギラ・アンギラ種" の養殖が
主流となっている。
ヨーロッパウナギは、ニホンウナギに比べて、太く短く脂が乗っています。
河川から河口に渡り、そしてサルガッソー海付近で産卵をしています。
ヨーロッパウナギも近年、乱獲により、生息数が激減しています。
↑
大概、何も知らない白人が適当に決めたものだ。
食ってるのは自然の鰻じゃないのに絶滅するわきゃないじゃん
自然の鰻とってるやつに文句言えよ
稚魚は天然しか手に入らんのじゃ無かったかな?
稚魚を産ませる所まで完全な養殖が成功したと言う記事が有ったんでもうすぐこんな議論は終わるさ
今のところ、養殖でシラスウナギを育てると、1尾あたり3000円ほどかかる
天然のシラスウナギは1尾1000円ほどだから、まだまだ先の話
実はウナギって世界中で食べられてはいるが、不味い魚の代名詞
日本で蒲焼食うと、これがウナギかと皆さん驚く
ローマに日本の蒲焼に似た料理があったらしい
ローマ凄すぎない?
稚魚を川から根こそぎかっさらってそれを養殖するんだ。
皆が買うから密漁されるんだよ。
ウナギなんか冷凍なんだから特売投げ売りになるまでスーパー虐めてくれや。
廃棄にはならん。
絶滅の原因は中韓の密猟乱獲だろう
業者が獲って加工してんだろ
消費者のせいにすんなよ
そもそも一般ピープルは天然鰻なんて食べれるワケねーじゃん、バカなんかな?
大丈夫大丈夫!
ちょっとだけ悲しくなるけど
今の中国産て結構美味しいのね
明らかにドブ臭い物にあたってからうなぎ自体食わなくなった
なにも残らないわ
真面目に牛でもいいよ。
「う」のつく食べ物ならよい。
調理して賞味期限3日以内の状態にして売りすぎ
廃棄前提の流通だよな
少しくらい人間らしくなってほしい
ニホンウナギなの?
牛、うどん、梅干しなど鰻より手軽に食べられる
鰻重食べるより牛丼10杯食べる方がお得感があるしね
牛丼って「う」じゃなくね
うさぎ食おうぜ
美味いらしいよ
ウサギ美味しいかの山♪
見映え良くしてるつもりだろうがどちらも大抵不味いし
消費者がなんでそこまでコストかけなければならねえんだよ
それに山椒味噌をぬって食べていたらしい
再現して食べてみた人の話では食えないことはないがまともな味ではないといっていた
テムズ川のウナギのゼリーって風邪引いた時の鼻水みたいな味だもんな
あれを料理と称してぱくぱく食べるイギリス人はgreatだと思う
生きて次世代を再生産出来ないらしいよ。
牛肉で代用できる
吐き気する
「絶滅したら困るから 食べたいけど我慢しよう。いつまで我慢したら良いのか誰も分からないけど」
「絶滅したら困るから 今のうちにたくさん食べておかなきゃ!他の誰かの事も未来の誰かの事も二の次。馬鹿正直に禁欲していたら自分が損しちゃう」
の2パターンの人がいるよね
前者はすごく日本的だなーと思う自分もそう。後者は
岐阜でウナギが獲れたのか?と自分の記憶を疑うことがあるけど確かに岐阜の山奥だったはず