
「ちょっと待ちなさい!」名手ガスコインが駅キオスクで9ポンドの赤ワインを万引きして…
英国から残念なニュースが舞い込んできた。元イングランド代表の名手ポール・ガスコインが、赤ワインを万引きしたというのだ。
この情報をすっぱ抜いたのは、英紙『The Mirror』。記事によるとその日、ガスコインはロンドンのキングス・クロス駅を利用し、駅構内の小さなスーパーに立ち寄ったという。そこで赤ワインのボトル1本を袖口に隠したまま店を出ようとしたところ、警備員に見つかって叱責されたのだ。
同紙はその様子を写真付きで紹介しているが、撮影した目撃者が一部始終を証言。かなり生々しい描写となっている。
それでもなぜか、警察沙汰にはならず
「私が店に入ろうとすると、ガッザがいたのですぐ気づいた。彼は赤ワインのボトルを棚から降ろしてそっとコートの脇に入れると、レジスターに並んでいる間も隠したまま。小さい店だから警備員はすべてを見ていたよ。支払わないで出たところを捕まえられて、『ちょっと待ちなさい! ダメじゃないかこんなことをしちゃ!』と怒鳴られていた。店のマネジャーまで出てきてちょっとした騒ぎになり、ガッザは平謝りで店内に戻って支払いを済ませたんだ。値段を見ると9ポンド(約1250円)だったな。それでおしまい。ガッザは立ち去って行ったよ」
どうやら警察には通報されなかったようだ。そのこと自体が驚きだが、ひょっとしたら警備員は"ガッザ"だから大目に見てくれたのかもしれない。
長年に渡ってアルコールと薬物の依存症に苦しんできた52歳。最近は自身のSNSを頻繁に更新してファンに元気な姿を披露しているが、一方では電車内で女性に性的暴行を加えた容疑で起訴されたり(のちに裁判で無罪が確定)、テレビ出演した際に他の解説者と殴り合い寸前のもめ事を起こしたりと、相変わらず話題に事欠かない。やはりまだ情緒不安定なのか……。
イングランドではいまだ、国民的アイドルのように見なされているガスコイン。今回の万引き未遂事件もまた、小さくない波紋を呼びそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部