【AV男優・森林原人の性活相談 第90回】



経験人数8,000人、出演本数10,000本以上、下は18歳から上は69歳まで、性別の垣根を越えてさまざまなエッチを経験するAV男優・森林原人が、女性の性に関するお悩みに答えます。



相談者:匿名・35歳


 森林さん、いつも大きく頷きながら読ませていただいています。

 私は35歳で、12年ぶりに彼氏ができました。ただ、昔のトラウマとセカンドバージンであることが不安で、セックスするのが怖いです。

 濡れる前に入れられて痛かったけど言えなかったこと、「オナニーではイケるけどオマエではイケない」と言われたこと、一番最近デートした人に「既婚者で経産婦のセフレがいるから君とはもしかしたらできないかも。彼女、最高なんだよね」と言われたこと……。

 そんな過去のことを思い出すと、「とりあえずやってみる」は私にはハードルが高いです。でも、今の彼はとても優しくてお互いに結婚も考えています。ちゃんと、向き合いたいと思っています。

「長期間セックスしていないと膣がカタくなる」という記事を最近目にしました。やっぱり痛いかな。ちょっと怖いな。セカンドバージンだということを、相手に伝えたほうがいいですか?(ひとりHはクリだけでずっとしてきました)



森林の回答



 うん、まずは「おめでとう!」と言わせてください。おひとりさまの幸せもありますが、恋人がいる幸せはまた格別で、何歳になってもいいものですよね。恋人が出来て良かったですね。ただ、その幸せとセットで悩みも増えるから厄介です。

 早速トラウマについてですが、挙げてもらった3つのうち、乗り越えるべきは「濡れる前に入れられて痛かったけど言えなかったこと」だけで、あとの2つはこれっぽっちも気にする必要ないものです。

 僕は、お互いがセックスを楽しむには、セックス中だけでもフィフティーフィフティーの関係でなければならないと思っています。それは、一方的にどちらかだけが主導権を握っているのではなく、行為の途中で主導権が行き来したり、途中で止めたり、止めさせる拒否権を両方が持っているということです。

 そうなるには、

・挿入&射精にこだわらないこと(ここにこだわるとどうしても男性が主導権を握ってしまう。射精するまで我慢すればいいだけ、という考え方は捨てましょう)

・拒否権の行使で気まずくならない関係性を作っておくこと(痛くなるのは相手のことを嫌いだからじゃない、逆に、痛くしてしまったのはわざとじゃない、とお互いにわかる信頼関係があれば「痛い」と言っても相手の人格否定にならずに済むはず)

・人体と前戯の基本的な知識と向上心(セックス後に感想を伝え合い、それを次回に活かす前向きな姿勢と行動力)

 が必要です。


 さらっと箇条書きしましたが、この全てを満たせているカップルはほとんどいないでしょう。それぐらい難しいことだとわかっています。でも、あなたにその気があれば出来ていきます。あなたが考え方を変え、それが言動に表れたら、必ず相手は変わります。相手に期待ばかりして何もしないのは、「痛い」と言えなかった昔と一緒です。新しい恋、今の恋で、トラウマを乗り越えましょう。

「ダメ出しして恋人を失うことになったら……」と不安になるでしょうが、言い方さえ間違えなければ大丈夫です。「お医者さんに診てもらったことがあるんだけど、アソコの粘膜が普通より弱いらしく傷つきやすいの」と初めのうちに言っておきましょう。こう言えば、誰も悪くならないし、もしも前戯をしっかりしてくれるタイプの男だったら、「初めてこんなに気持ちよかった」と心から喜び伝えられます。

 あと残りのトラウマ2つですが、どちらもくだらないですから、女子会でハイボール片手にネタにして成仏させましょう。ハッキリ言いますけど、こういう男はクズです。クズにもいろいろありますが、自分のムスコの出来の悪さを棚に上げて女性のせいにしているチ●カス親バカ野郎です。

 自分が不甲斐ないから生身の女性でイケなかったり選り好みするんだって何で気づけないかなぁ。据え膳食わぬは男の恥とまで言いませんが、しない時は相手を立てて断るのがマナーですよ。にわかグルメ気取ってんじゃないっつーの! オナホールでしかイケないなんて病気ですからね。

続く

以下ソース
https://joshi-spa.jp/732014

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