某日、滅鬼隊の若手隊士たちが集まる訓練所。彼らは、緊張感漂う鬼との戦いとは打って変わり、和気あいあいとした雰囲気で日々の訓練に励んでいた。

そんな中、甘露寺薫の子孫であり、鬼殺隊隊士としても期待される新人・甘露寺蓮は、一人だけ緊張していた。彼は、先祖である薫の名声に憧れ、鬼殺隊に入隊したものの、独特の性格から周囲と打ち解けられずにいた。

そんな蓮に目をかけていたのが、活発で明るい性格の隊士・桜花ミナトだった。彼女は、蓮が孤立していることに気づき、積極的に声をかけるようになる。

ある日の訓練中、ミナトは蓮に近づき、「甘露寺さん、ちょっと見えちゃうよ」と言って蓮のユニフォームを直してあげる。その瞬間、蓮はミナトに対する恥ずかしさと感謝の気持ちが交錯し、彼女に対して徐々に心を開いていく。

その後、二人は少しずつ友情を深め、互いに助け合いながら訓練に励む。しかし、ある日突然、ミナトが姿を消してしまう。蓮は、彼女が鬼にさらわれたのではないかと考え、自らの力で彼女を救い出そうと決意する。

蓮は、鬼殺隊の仲間たちと協力してミナトを探し出すが、彼女はなんと鬼にされてしまっていた。しかし、ミナトは完全に鬼になる直前で自我を保っていた。彼女は、蓮に対する友情と信頼を力に変え、鬼の力を抑え込むことに成功する。

その後、蓮と仲間たちは、ミナトを元の人間に戻すために奮闘する。彼らは困難に立ち向かいながらも、絆を深めていく。そしてついに、かつて炭治郎が禰豆子を救ったように、蓮はミナトを鬼から人間に戻す方法を見つけ出す。それは、禰豆子が人間に戻るきっかけとなった薬を再現することだった。蓮は、仲間たちと共にその薬を手に入れるために奔走する。

過去の記録を辿り、薬の調合法を見つけ出す蓮たち。彼らは、ミナトを救うために薬を調合し、彼女に飲ませる。緊迫した瞬間が流れる中、ミナトの身体に変化が現れ、ついに彼女は人間に戻ることに成功する。

ミナトが無事に人間に戻ったことで、滅鬼隊の面々は安堵の表情を浮かべる。蓮とミナトの友情は、この困難な試練を乗り越えることでさらに深まり、二人は今後の戦いに向けて新たな絆を感じる。

この第666話『甘露寺さん、ちょっと見えちゃうよ』では、蓮とミナトの友情と成長が描かれている。また、過去の鬼滅の刃の登場人物たちの想いが未来の世代に引き継がれ、新たな物語が紡がれることが示されている。鬼滅の刃の世界観を引き継ぎながら、新しい物語が展開されるこのエピソードは、鬼滅の刃ファンには見逃せない一話となっている。

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