リベンジポルノを巡るSNSのデマ 性関係 映像
ク・ハラはチェ・ジョンボムについて、日頃はやさしいが嫉妬深く、他の男性の話になると豹変して激昂すると語っている。起訴内容によれば9月13日にも交友関係を巡って喧嘩となり、ク・ハラを暴行。さらに自ら撮影した「プライベートな動画」をク・ハラに送信して「芸能生活を終わらせてやる」と脅迫、ひざまずかせるなどしたという。動画は前月にク・ハラの「太もも、足、背中などを撮影した」ものだそうだ。
チェ・ジョンボムは、この喧嘩の際にク・ハラから「暴行された」と主張。検察もチェ・ジョンボムが軽傷を負ったことは認めたが、ク・ハラは今年1月に起訴猶予となっている。
一方のチェ・ジョンボムは、傷害、脅迫、器物損壊、さらに不法な撮影行為に対する性暴力処罰法違反の罪で、同月に在宅起訴された。今年8月にソウル中央地裁が下した判決は、懲役1年6カ月、執行猶予3年。ただし性暴力処罰法違反については、無罪となった。双方がこの量刑を不服としており、現在も被害者不在のまま控訴審が続く。
リベンジポルノ問題はその後、「流出デマ」も生み出した。動画はメディアで「性関係の映像」として報じられ、匿名性の高いSNSアプリ「テレグラム」ではこれを販売するという投稿が散見されるという。動画が流出していないことは捜査と裁判で確認済みだが、「ク・ハラ」「性関係」「映像」のワードはGoogleで盛んに検索されている。
一連のトラブルの最中、今年5月26日にク・ハラが自殺未遂を起こしたことも記憶に新しい。同日の深夜、ク・ハラはソウル市江南区の自宅で意識を失っているところをマネージャーに発見され、病院に運ばれた。ク・ハラは前日、インスタグラムに「さよなら」とだけコメントした後、これを削除している。この自殺未遂を巡っては、ク・ハラがうつ病を患っていたことも大きく報じられた。