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事件の概要

2025年1月、川崎市の白井秀征容疑者(27)が元交際相手の岡崎彩咲陽さん(20)の遺体を自宅に遺棄したとして逮捕されました。岡崎さんの家族は、ストーカー被害を警察に相談していたにもかかわらず、適切な対応がなされなかったと訴えています。これに対し、神奈川県警は「ストーカー被害の相談を受けていた認識はない」と説明しました。日テレNEWS NNN


警察の対応経緯

2024年6月13日

岡崎さんから「彼氏とけんかになった」と通報があり、警察官が対応。岡崎さんは「帰りが遅くなったことで彼氏とトラブルになった。彼とは別れようと思う」と述べ、祖母宅に避難しました。日テレNEWS NNN

2024年7月5日

川崎臨港署員が岡崎さんに状況を確認したところ、「再度トラブルとなり、別れることを決意した。3日前に彼氏が荷物を持ってきてくれた。以降はトラブルがない」とのことでした。岡崎さんと白井容疑者は親族と話し合い、別れることになったため、警察は取り扱いを終了しました。日テレNEWS NNN

2024年9月20日

岡崎さんの父親から「娘が元の彼氏から暴行を受けた」との通報があり、警察官が対応。岡崎さんは「昨日の夕方、元彼から殴られ、蹴られ、ナイフのようなもので脅された」と説明し、警察は「暴力行為」として被害届を受理しました。日テレNEWS NNN

2024年10月29日

岡崎さんが白井容疑者と復縁していたことが判明し、暴力行為の被害届について「大げさに話した」と述べ、刃物を向けられた事実はなかったとして取り下げを申告しました。警察は岡崎さんの意向を確認しながら対応を続けました。日テレNEWS NNN

2024年12月9日~12月20日

岡崎さんから「白井容疑者が家の周りをうろついている」との電話が複数回ありましたが、岡崎さんは警察からの注意や来署を拒否しました。警察は防犯指導を行い、パトロールを実施しましたが、不審者の発見には至りませんでした。日テレNEWS NNN

2024年12月22日~12月23日

岡崎さんの祖母から自宅のガラスが割られているとの通報があり、警察官が臨場。岡崎さんが帰宅しないとの申告があり、警察は白井容疑者の自宅を確認しましたが、岡崎さんの所在は不明でした。翌日、岡崎さんの父親が行方不明者届を提出し、警察は捜索活動を開始しました。日テレNEWS NNN

2025年4月30日

警察はストーカー規制法違反の疑いで白井容疑者の自宅を捜索しました。岡崎さんが行方不明となった後、白井容疑者から「この日に家にいった」という話があったことから、構成要件を満たせると判断したと説明しました。日テレNEWS NNN


警察の見解と今後の対応

神奈川県警は、岡崎さんからストーカー被害の相談を受けていた認識はないと説明しました。また、岡崎さんと白井容疑者が交際と別れを繰り返していたことから、対応が難しかったとしています。今後の捜査で一連の経緯を解明し、対応の改善を検討すると述べています。日テレNEWS NNN


この事件は、ストーカー被害への警察の対応や、被害者と加害者の関係性が複雑な場合の対処の難しさを浮き彫りにしています。今後、同様の事件を防ぐための対策が求められます。

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