
スネ夫の悩みは、彼が大好きなロックバンド、「スーパーソニック」のコンサートチケットが手に入らないことだった。それを聞いたのび太は、ドラえもんに助けを求める。
「ドラえもん、何とかしてスネ夫のためにチケットを手に入れてあげられないか?」
ドラえもんは考え、秘密道具「タイムマシン」を使って、チケットが発売される前に行くことを提案する。しかし、それでもチケットは売り切れてしまう。そこでドラえもんは、もう一つのアイデアを思いつく。「もしスネ夫が自分自身でバンドを結成すれば、コンサートをする必要もないんじゃないか?」
スネ夫は始めは戸惑いつつも、ドラえもんのアイデアに賛同し、のび太、ジャイアン、しずかちゃんを誘い、自身のバンドを結成する。そして、ドラえもんが秘密道具「即席ロックンロールセット」を使って、彼らに素晴らしい演奏能力を授ける。
「スネ夫、これで君たちは自分たちだけのロックバンドを持つことができるよ。」
しかし、予想外の問題が起こる。バンドのリハーサル中、彼らの音楽が近所の人々を迷惑にさせてしまう。特に、ジャイアンの強烈なドラムが問題となる。それを見たドラえもんは、「音漏れ防止バブル」を使って、音が外に出ないようにする。
バンドは一夜にして町で評判になり、ついには「スーパーソニック」のメンバーから誘われ、一緒にライブを行うことになる。スネ夫は驚きつつも喜び、自分たちの夢が叶ったことに感謝する。
「これは僕たちの夢だよ、ドラえもん! これこそが真のロックンロールだ!」
スネ夫と彼の新しいバンドの冒険は、友情と夢を追うことの大切さを教えてくれる。このエピソードは、スネ夫が主役となり、彼の夢と情熱を描いた、一大ロックンロール物語となる。


