1: きつねうどん ★ 2023/04/27(木) 17:09:41.74 ID:EB1njltJ
岸田文雄首相が手を付けようとした日本学術会議の会員選考。第三者の関与を盛り込んだ法案提出はひとまず見送られたが、自民党内では不満がくすぶる。彼らが訴えるのが、学術会議の民間化だ。こうした案は昨日今日に突如、浮上したのではない。実に70年の歴史があるのだ。「バカヤロー解散」のころから議論された民間化論。何が問題なのか、改めて考えた。(木原育子、岸本拓也)
◆当時の首相は麻生太郎氏の祖父 「政府批判にむくれる」と報じられる
「自分たちだけで人事を決めたいなら、民間的な組織として自由にしていただく選択肢もある」
政府が法案提出の見送りを決めた翌日の21日。自民党の世耕弘成参院幹事長は会見でそう言ってのけた。3日後には同党のプロジェクトチーム(PT)の会議で「(民間)法人化もやむなし」と飛び出した。
日本学術会議は、国の特別機関。事務局は内閣府が担う。同様の機関は、子どもの貧困対策会議や国際平和協力本部などがある。
民間化でどう変わるのか。事務局の大山研次課長補佐は「何も聞かされていない」と繰り返すだけだ。
こうした民間化論、実は70年の歴史がある。例えば1953年11月23日付の東京新聞1面。発足5年目にして、政府の機構改革試案として「日本学術会議は民間に移し、特殊法人とする」と伝えている。
国会の議事録を見ると、11月27日の参議院内閣委員会小委員会で、学術会議の亀山直人会長が「民間団体にしようとかいう議が起きている」と発言していた。12月7日の内閣委では、塚田十一郎郵政相が「民間の運営にしていただく方がいいのじゃないか」と揺さぶっていた。
当時は自民党の前身、自由党が政権を担った。首相は吉田茂氏。自民党の麻生太郎副総裁の祖父だ。
吉田首相の学者に対する姿勢がにじむ言葉もある。50年5月、米国との講和交渉を進める政府に反発した東京大の南原繁学長をこう非難した。
「曲学阿世きょくがくあせいの徒」
曲学阿世は、真理を曲げて世俗におもねり人気を得るとの意味。中国の古典「史記」に登場する言葉だ。
学術会議の状況はどうか。東京工業高等専門学校の河村豊名誉教授(科学史)は「軍事技術や原水爆実験にどう向き合っていくか議論されていた」と語る一方、時の政権は「米国が主導した制度、例えば民主主義の理想を旗印につくった学術会議の位置付けを改め、学者に与えられた発言力を弱めようとした」とみる。
民間化を試みた政権の思惑は気になるところだ。この辺りは各紙も報じた。
朝日新聞は53年11月26日付で「危機に立つ日本学術会議」と報じ、翌年1月25日付には「吉田ワンマンは民間移譲を強硬に主張」と報じた。主導者が浮かんでくる。
次は毎日新聞。53年12月18日付で「政府の金で運営しているのに政府の意向通りに動かないなどの理由から、民間団体にする案を考えている」と報道。日経新聞は54年7月2日付で「学術会議を民間移管」と題した記事を掲載し、首相だった吉田氏が「強硬に指示」したとし、学術会議側の政府批判に「むくれる」と報じた。
東北大の井原聡名誉教授(科学技術史)は「政府・自民党は絶えず、学術会議を政治のしもべとして扱おうとしてきた。緊張関係が高まってくると、これまでも民間化論のおどしをかけてきた。しもべとして活用したいので学術界とは決別しない」とみる。
つづき
https://www.tokyo-np.co.jp/article/246564/
◆当時の首相は麻生太郎氏の祖父 「政府批判にむくれる」と報じられる
「自分たちだけで人事を決めたいなら、民間的な組織として自由にしていただく選択肢もある」
政府が法案提出の見送りを決めた翌日の21日。自民党の世耕弘成参院幹事長は会見でそう言ってのけた。3日後には同党のプロジェクトチーム(PT)の会議で「(民間)法人化もやむなし」と飛び出した。
日本学術会議は、国の特別機関。事務局は内閣府が担う。同様の機関は、子どもの貧困対策会議や国際平和協力本部などがある。
民間化でどう変わるのか。事務局の大山研次課長補佐は「何も聞かされていない」と繰り返すだけだ。
こうした民間化論、実は70年の歴史がある。例えば1953年11月23日付の東京新聞1面。発足5年目にして、政府の機構改革試案として「日本学術会議は民間に移し、特殊法人とする」と伝えている。
国会の議事録を見ると、11月27日の参議院内閣委員会小委員会で、学術会議の亀山直人会長が「民間団体にしようとかいう議が起きている」と発言していた。12月7日の内閣委では、塚田十一郎郵政相が「民間の運営にしていただく方がいいのじゃないか」と揺さぶっていた。
当時は自民党の前身、自由党が政権を担った。首相は吉田茂氏。自民党の麻生太郎副総裁の祖父だ。
吉田首相の学者に対する姿勢がにじむ言葉もある。50年5月、米国との講和交渉を進める政府に反発した東京大の南原繁学長をこう非難した。
「曲学阿世きょくがくあせいの徒」
曲学阿世は、真理を曲げて世俗におもねり人気を得るとの意味。中国の古典「史記」に登場する言葉だ。
学術会議の状況はどうか。東京工業高等専門学校の河村豊名誉教授(科学史)は「軍事技術や原水爆実験にどう向き合っていくか議論されていた」と語る一方、時の政権は「米国が主導した制度、例えば民主主義の理想を旗印につくった学術会議の位置付けを改め、学者に与えられた発言力を弱めようとした」とみる。
民間化を試みた政権の思惑は気になるところだ。この辺りは各紙も報じた。
朝日新聞は53年11月26日付で「危機に立つ日本学術会議」と報じ、翌年1月25日付には「吉田ワンマンは民間移譲を強硬に主張」と報じた。主導者が浮かんでくる。
次は毎日新聞。53年12月18日付で「政府の金で運営しているのに政府の意向通りに動かないなどの理由から、民間団体にする案を考えている」と報道。日経新聞は54年7月2日付で「学術会議を民間移管」と題した記事を掲載し、首相だった吉田氏が「強硬に指示」したとし、学術会議側の政府批判に「むくれる」と報じた。
東北大の井原聡名誉教授(科学技術史)は「政府・自民党は絶えず、学術会議を政治のしもべとして扱おうとしてきた。緊張関係が高まってくると、これまでも民間化論のおどしをかけてきた。しもべとして活用したいので学術界とは決別しない」とみる。
つづき
https://www.tokyo-np.co.jp/article/246564/
引用元: ・自民党が学術会議の民間化を提案 「自分たちで人事を決めたいなら、ご自由に」 [きつねうどん★]
2: Ψ 2023/04/27(木) 17:18:23.40 ID:vVSVOwpw
長ったらしく書いているが、感情論全開でどうせ大した事は書いていない。
3: Ψ 2023/04/27(木) 17:19:59.72 ID:pa2njWZ7
自民党「頭いいやつとかムカつく」
4: Ψ 2023/04/27(木) 17:21:05.01 ID:lg2r3JFe
民営化は正しい
だから手柄欲しさに、セコウがしゃしゃり出てきた。
だから手柄欲しさに、セコウがしゃしゃり出てきた。
5: Ψ 2023/04/27(木) 17:23:05.81 ID:pa2njWZ7
いかにも世襲自民党がいいそうな話
6: Ψ 2023/04/27(木) 17:30:27.20 ID:MFYGUCAv
いうて海外のアカデミーはみんな民営だろ