イメージと違うコード進行になった時どうする?
現場作曲家のリアルな対処術

「頭で思い描いていた雰囲気と、実際に弾いたコードが違う…」
そんな“イメージ乖離”は誰にでも起きる。
そこで焦らず、どう修正&逆利用するかが現場力!

1. まず“イメージの正体”を言語化してみる

  • 「明るい/暗い」「浮遊感」「切なさ」「力強さ」…自分の中のキーワードを書き出す
  • “何が違う?”(和音の明るさ、テンション感、進行スピード etc)をメモ
  • ジャンルや参考曲と“どこがズレたか”具体的に比べてみる

2. コード“部分差し替え”でイメージ調整

  • 要所だけメジャー⇔マイナー、sus4/add9/7thに変更し直す
  • 「代理コード」で近い響きを探す(例:C⇔Am、G⇔Em)
  • 前後1~2小節だけ置き換え→聴感上の違和感を都度チェック

3. テンションや転調、ベース音を活用して調整

  • 7th, 9th, 13th…テンション系を追加or削除して雰囲気調整
  • 転調や一時的なノンダイアトニックコードを挟む
  • 「ベース音」だけを変更し、同じコード名でもイメージを大きく変える

4. あえて「イメージ外し」を“武器”にする方法

  • 偶然生まれた違和感を“クセ”や“個性”として残す
  • サビやCメロへの「布石」として、“わざとズラし”を使う
  • 意図せぬコードが新ジャンルや独自性のきっかけになることも

5. メロディやアレンジ側でのリカバリーも考える

  • メロディの音使いやリズムを変更し、コードに合わせて“調整”
  • バックアレンジ(パッド・SE・ベースライン)で雰囲気を上書き
  • リズムやテンポ変更だけでイメージに近付くことも多い
▼ 「イメージと違う!」と感じた瞬間が、実は進化の入口。
ピンチ=新しいアイデアの宝庫です。

まとめ

イメージからズレたコード進行も、“修正”と“発見”の両方を楽しもう。
言語化&部分差し替え&テンション操作…アイデア次第で必ず自分だけの響きに仕上がります。 「違和感」を恐れず活かすことも、作曲の醍醐味です。

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