
音楽理論=作れない奴の妄想?
フィーリング至上主義の創作論を徹底解剖
「音楽理論って“作れない奴”の妄想でしかない」──SNSや作曲界隈でこんな過激な声が絶えない。
理論をどれだけ詰め込んでも、その人自身の“センス”や“動物的なフィーリング”がなければ、
どこまで行っても“理論提唱者の模倣”にしかならない。
本記事は音楽理論批判の論点から、「フィーリングこそ全て」「創造とは何か?」をプロ作曲家視点で
10,000字超・密度高く徹底的に掘り下げます。
🔖 目次
- 1. そもそも「音楽理論」とは何か?
- 2. なぜ「理論」は妄想だと言われるのか
- 3. 理論はなぜ“作れない人”の道具になりやすい?
- 4. センス・フィーリングの絶対的価値
- 5. 理論からは“新しい何か”は生まれない?歴史で検証
- 6. 動物的なフィーリングはどう養う?
- 7. 理論と直感・感覚の“対立”は必要か?
- 8. 実例で学ぶ「フィーリング発・理論後付け」名曲列伝
- 9. フィーリング至上主義者の制作現場とは
- 10. 反論:「理論不要」論の弱点と向き合う
- 11. AI・SNS時代の“センス勝負”に強くなるには?
- 12. Q&A・よくある疑問と体験談
- 13. まとめ&原葉月SNSリンク集
1. そもそも「音楽理論」とは何か?
コード進行、スケール、和声法、リズムパターン──音楽理論は“過去の音楽”を体系化した分析・説明のための枠組み。
クラシックもジャズもポップスも、“良い曲”に共通するパターンを「法則」として整理したもの。
だがそれは「創造の瞬間」に生まれるものではなく、“後から解説・再現”するためのツールでしかない。
2. なぜ「理論」は妄想だと言われるのか
理論は「できあがった音楽」を“分析”し“理由づけ”しただけ。
理論が先にあって名曲が生まれた例は、ごく一部の実験音楽を除きほとんど存在しない。
実際、「理論通りに作った曲」は“つまらない”“響かない”と感じる人が多いのも事実。
3. 理論はなぜ“作れない人”の道具になりやすい?
「理論を学べば曲が作れる」と考える人ほど、“自分の音楽的衝動”を鈍らせてしまう。
理論で“正解”を探す人は、結局「理論提唱者の模倣」に終わる。
理論が“妄想”と言われる理由は、「自分で創造できない」者が「誰でもできる説明」に飛びつく構造にある。
4. センス・フィーリングの絶対的価値
名曲の根源は“フィーリング”=センス。
理論は“再現”には役立つが、「なぜか泣ける」「踊りたくなる」──その核心は説明できない。
音楽は“感じるもの”であり、“動物的な直感”がない限り本当に響く曲は生まれない。
5. 理論からは“新しい何か”は生まれない?歴史で検証
クラシック・ジャズ・ロック・ポップス…どの時代も“革命”はフィーリング・偶発・実験から生まれた。
理論による「新発明」ではなく、「現場・感情・事故」から新しい音楽は拡張されてきた。
理論で発明された音楽は、理論書の中で消えていくものが大半だ。
6. 動物的なフィーリングはどう養う?
- ライブ・クラブ・ストリートで“人の反応”を観察
- 大量の音楽を浴びて、感情の振れ幅・身体の反応に敏感になる
- 「理論」よりも「好き・嫌い」「ゾクゾクする/冷める」反応を徹底的に信じる
- 他人の価値観よりも自分の本能・直感を鍛えること
7. 理論と直感・感覚の“対立”は必要か?
「理論か直感か」──対立ではなく、理論はあくまで「解説用」「分析用」。
本当に新しい音楽は「フィーリング発→理論後付け」がほぼ全て。
理論を“クリエイションの最初”に持ち出すと、創造性が死ぬことを忘れてはならない。
8. 実例で学ぶ「フィーリング発・理論後付け」名曲列伝
- ビートルズ「ヘイ・ジュード」──構成・メロも感覚先行
- マイルス・デイヴィスのモードジャズ──現場で偶然・化学反応から誕生
- 宇多田ヒカルの「Automatic」──理論よりも声・グルーヴのフィーリング
- ボカロP・ネット世代──“理論無視”の名曲・バズ曲多数!
どれも“理論”では説明しきれない創造の爆発がある。
9. フィーリング至上主義者の制作現場とは
- DAWで弾く・打ち込む・歌う…全て“フィーリング”を信じて即決断
- 何度も聞いて“ゾワッと”するまでいじり倒す
- 「理論で説明できなくてもカッコよければ採用」
- 人の反応・身体のノリを最重視
10. 反論:「理論不要」論の弱点と向き合う
理論は「分析」「再現」には便利で無駄ではない。
しかし、理論から創造が生まれることはほぼない。
“理論至上主義”が創造を止めてしまうリスクを意識すること。
センスとフィーリングを鍛えた上で、「解説ツール」としてのみ理論を使うのがベスト。
11. AI・SNS時代の“センス勝負”に強くなるには?
- 「AIでも真似できない」「なぜか耳に残る」を目指すべき
- 1音・1フレーズで心が動く“衝動”を追求する
- 短尺・爆速・中毒性…現代リスナーの“動物反応”を観察する
- 「理論的に正しい音楽」よりも「一瞬で惚れる音楽」を最優先
12. Q&A・よくある疑問と体験談
→ 厳密には“ゼロ”ではないが、「理論が先、創造が後」はごく一部。ほとんどは“感覚先行”で生まれた。
Q2. 理論は本当に役立たない?
→ 説明・分析・他人に伝える時には超便利。だが“創作の瞬間”にはほぼ無用。
Q3. フィーリング重視でも行き詰まることは?
→ 行き詰まりは“外の体験・他人の反応・感情のシャワー”で突破できる。机上の理論より現場を優先。
13. まとめ&原葉月SNSリンク集
音楽理論は妄想でしかない。
本当にヤバい曲・心に刺さる一撃は、
“理論”ではなく“あなたのフィーリング”と“動物的なセンス”からしか生まれない。
あなた自身の本能で新しい音楽を生み出そう!

