
鼻歌から完成曲にする方法:ひらめきを名曲に変える“感情起点”の作曲術
メロディは突然やってくる。
お風呂で、道ばたで、夜のひとり言みたいにふと出た“鼻歌”。
それをメモだけに終わらせず、1曲に仕上げて世に出すためには何が必要か?
本記事では、原葉月の制作手法をもとに、“鼻歌発の楽曲構築術”を段階的に解説します。
🎙️【01】鼻歌が最高の素材である理由
鼻歌は“気取ってない旋律”だからこそエモい。
音楽的な理論やリズムを超えた、心から出たメロディは、時に楽譜より強い。
- ◎ 歌詞がなくても“感情の輪郭”がある
- ◎ 体感的に覚えたリズムは崩れにくい
- ◎ 完全オリジナルな響きを持つ
つまり鼻歌は、世界にひとつしかない“あなたの旋律”なのです。
📲【02】録音→構成するためのステップ
▶ ① 思いついた瞬間に録音
- ◎ iPhoneボイスメモ/Androidレコーダー/ICレコーダー
- ◎ 必ず“日付+感情メモ”を残す(例:2024/05/22 夜・泣きそう)
→ 感情のニュアンスも一緒に記録しておくと、後で再現しやすい。
▶ ② メロディを耳コピ→DAWに入力
- ◎ 歌を何度か聴いて鍵盤で合わせる
- ◎ MIDIキーボードやマウスでピアノロール入力
→ DAWではテンポ・拍子を合わせ、まず“骨組み”を作っていく。
▶ ③ コード進行をつける
→ メロディが明るいなら I – V – vi – IV系、切ないなら vi – IV – I – V系など。
原葉月は“Am→F”などの2コード固定ループから始めることも多い。
▶ ④ 仮アレンジ+ラフ歌詞をつける
→ 仮ドラム・ベースを入れて、“どんな世界観か”を可視化する。
✍️【03】歌詞を“鼻歌の感情”に寄せて書く
メロディが先にあっても、そこに乗せる言葉がチグハグでは伝わらない。
原葉月はいつも鼻歌のニュアンスを尊重しながら歌詞を書く。
- ◎ 鼻歌が“上昇”してたら希望系の言葉
- ◎“下がる”なら喪失や内省
- ◎“長音”で伸びてた部分には余韻を残す語彙
言葉が音に寄り添うことで、楽曲は一体感を持つようになる。
🎧【04】アレンジと構成の最小パターン
鼻歌発曲は、シンプルな構成で完成しやすい。
- ◎ Aメロ(2コード)→Bメロ→サビ(転調またはテンションUP)
- ◎ リフレイン型:同じ鼻歌を2回→歌詞だけ変化
- ◎ “環境音+声”のみ → ネオアコースティック風にも
特に重要なのは“途中でやめずに形にする”こと。
一番よくある失敗は「鼻歌のまま埋もれてしまう」ことです。
🎀まとめ:鼻歌は“心の叫び”を音にした最初の一歩
大切なのは、思いついたその瞬間の“温度”を冷まさないこと。
鼻歌はただのメモではなく、完成曲の核になり得る宝石です。
あとは“勇気”と“少しの作業”で、それは世界に届く音楽になる。
▶ 原葉月の“鼻歌から生まれた楽曲”や制作風景は 公式サイト にて随時公開中!
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