
手書き楽譜をDTMで使うコツ:アナログからデジタルへ、想いをそのまま音にする方法
紙にメロディを書いた。ピアノの横で思いついたフレーズ。
でもその“手書きの断片”をDTMで形にしようとすると、意外と難しい。
本記事では、手書き楽譜→DAWへの自然な橋渡しをするための考え方・ツール・作業の流れを、原葉月の創作スタイルに沿って解説します。
📝【01】なぜ“紙”で書くのか?
手書きのメリットは「脳と手が直結している」こと。
音符の正確さより、浮かんだ感情をすぐ残せることに意味がある。
- ◎ 自由なレイアウト → 構成や展開を感覚で書ける
- ◎ 五線譜+メモ → コードや気分を書き添えられる
- ◎ “音”ではなく“流れ”を先に考えられる
原葉月も「ピアノの前でまず紙に書く」ときがある。それは音のスケッチを残す行為。
💻【02】DTMに“手書き譜”を持ち込む4つの方法
▶ ① 手打ちでMIDI打ち込み
- ◎ 音符を見ながら、鍵盤ロールで1音ずつ入力
- ◎ テンポ・音価・ベロシティを合わせて整える
→ 最も正確。時間はかかるが意図通りの音にしやすい。
▶ ② スキャナ+譜面認識ソフト
- ◎ ScanScore/PhotoScoreなどでPDF化 → XMLで読み込み
- ◎ Studio One / Sibelius / MuseScoreと連携
→ 手書き譜がきれいなら時短できるが、編集は必須。
▶ ③ 手書き譜→コード進行化→MIDI展開
→ メロディは歌いながら決め、コードだけをMIDI化していく方式。
原葉月式の作曲に近く、“感情優先”の制作に向いている。
▶ ④ タブレット楽譜→DAW転送
→ iPad+StaffPad/Notion/Flat.ioなどで、最初からデジタル手書き。そのままDTMで使える。
🎼【03】DTM内で手書き的な自由さを保つには
- ◎ “リズムを正確にしない” → ゆれを活かす
- ◎ ガイドとして“手書き譜のPDF”を背景に貼る
- ◎ 録音しておいたピアノや口ずさみ音源と照合
- ◎ MIDIノートに“歌詞”や“意味”のメモを添える
DTMでも“楽譜に見えるようにする”ことは重要だが、“紙の柔軟さ”は失わない方がよい。
📚【04】原葉月の手書き→DAWプロセス例
原葉月が1フレーズを思いついたとき、まずは五線紙へ。
そこにテンポ、ルートコード、歌詞の断片を書き込む。
その後:
- ① メロディは耳コピでDAWに入力
- ② コード進行をベースにMIDI配置
- ③ ドラムは後から感情に合わせて構築
こうすることで“手書きの感情”が崩れずに残る。
🎀まとめ:紙に書いた音は、DTMで“呼吸”しはじめる
手書き譜には、機械的な打ち込みにはない人間の温度がある。
それをうまくDTMに落とし込むことで、“技術と感情”が融合する。
メロディの手書きも、コード進行のメモも、全部“音楽の種”。
その種をどう育てるかは、あなたの耳と手と感性次第です。
▶ 原葉月の“手書きフレーズから生まれた曲”一覧は 公式サイト にて公開中!
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