【プロ作曲家が徹底解説】
Progressive Trance（プログレッシブ・トランス）
サウンド構造・作曲術・おすすめコード進行（2025年版）
「Progressive Trance（プログレッシブ・トランス）」は、浮遊感・没入感・知的な展開美で世界中のクラブ＆配信シーンを魅了し続けるトランス最大の王道ジャンルです。
本記事では、現役プロ作曲家の目線で「プログレッシブ・トランスの定義・サウンド設計・王道アレンジ」「美しいコード進行・おすすめ例」「現代シーンの攻略法」まで徹底深掘り！
🔖 目次
- 1. Progressive Tranceとは？定義と歴史
- 2. 代表曲と世界の潮流（2025年版）
- 3. サウンド構造・リズム・楽器の選び方
- 4. プログレッシブなアレンジと展開術
- 5. メロディ・リフの作り方
- 6. キモとなる美しいコード進行の考え方
- 7. プロ推奨！プログレッシブトランスの王道コード進行表
- 8. サウンドデザイン・エフェクト・ミックスの裏ワザ
- 9. DAW/プラグイン活用・制作フロー事例
- 10. ボーカル＆インスト両方のアレンジ応用
- 11. 配信・SNSで映えるトランスの作り方
- 12. Q&A・よくある疑問と解決策
- 13. まとめ＆SNSリンク集
1. Progressive Tranceとは？定義と歴史
Progressive Trance（プログレッシブ・トランス）は、90年代後半～00年代にヨーロッパ（特にUK・ドイツ）を中心に誕生。
「徐々にビルドアップする美しい展開」「知的かつ官能的なシンセサウンド」「派手すぎず、クラブ～リスニング両対応」が最大の特徴です。
インスト＆ボーカル、両方の名曲が多いジャンルとしても有名です。
2. 代表曲と世界の潮流（2025年版）
- Above & Beyond「Sun In Your Eyes」「Thing Called Love」
- Deadmau5「Strobe」「Not Exactly」
- Eric Prydz「Opus」「Generate」
- Mat Zo「The Sky」
- ilan Bluestone「Bigger Than Love」
- 近年はAIボーカルやボカロとの融合例も増加中！
3. サウンド構造・リズム・楽器の選び方
- テンポ：BPM125-135前後が主流
- キック：タイトで主張しすぎない4つ打ち
- ベース：サブベース＋16分音符アルペジオ風ベースライン
- シンセ：プラック、パッド、シーケンスアルペジオ
- リズム：クラップ・パーカッションで疾走感
- 空間系：リバーブ・ディレイ・ステレオ感重視
4. プログレッシブなアレンジと展開術
- イントロ：徐々に楽器が増えて“浮遊感”を強調
- ブレイクダウン：ベース・キックを抜いてパッドやアルペジオが浮き立つ
- ビルドアップ：ノイズスウィープやエフェクトで“高揚感”を演出
- ドロップ：メロディ・リフ・シンセが一気に展開
- アウトロ：徐々に音数を減らしクールダウン
5. メロディ・リフの作り方
- 単純なフレーズの反復＋少しずつ変化をつける
- “浮遊感”や“哀愁”を感じさせるマイナー・スケール活用
- オートメーションでフィルター/ピッチ/ディレイを細かく変化
- リフは「音数少なめ」でもOK、“間”を生かす
メロディがシンプルでも、サウンド変化やエフェクトで“展開の美”を作るのが本流。
6. キモとなる美しいコード進行の考え方
プログレッシブ・トランスの魅力は「浮遊感」と「エモさ」のバランス。
・マイナー系コードで哀愁
・add9、sus4、7thなどテンションをプラス
・王道進行＋部分転調で新鮮味を
・ディグリー進行（例：Em–D–C–D）でループ感と進化両立
7. プロ推奨！プログレッシブトランスの王道コード進行表
- 1. C – G – Am – F（王道哀愁進行）
- 2. Am – F – C – G（EDM系エモ進行）
- 3. Em – D – C – D（ディグリー進行/浮遊感◎）
- 4. Dm7 – G – Cmaj7 – Am7（ジャジーでメロウな印象）
- 5. F – G – Em – Am（徐々に盛り上げる展開に最適）
- 6. C – Em – F – Dm – G（メロディックな浮遊進行）
- 7. Fmaj7 – G6 – Em7 – Am7（テンション感・透明感アップ）
「繰り返し×部分変化」＋「テンションノート」を意識すると、
シンプルでも“奥行き”あるトランスサウンドが作れます。
8. サウンドデザイン・エフェクト・ミックスの裏ワザ
- シンセはレイヤー＆オートパンで立体感UP
- リバーブはセンドで“奥行き”を作る
- ディレイやフィルターでフレーズを“空間に溶かす”
- パーカッションもパン＆リバーブで“横の広がり”を意識
- ミックスは低域の整理が超重要（キックとベースをぶつけない）
9. DAW/プラグイン活用・制作フロー事例
- ベースはSerum／Sylenth1のサブ＆アルペジエータを多用
- パッド系はSpireやOmnisphereの「空間系プリセット」が好相性
- ビートは、Ableton Liveのミディグルーヴで16分ベロシティに揺らぎを
- エフェクトはValhalla系リバーブ、FabFilterシリーズ
- サイドチェインはLFO ToolやKickstartで瞬時に躍動感をプラス
DAW標準のEQ・リバーブ・パン・フェーダーでも十分本格サウンドが作れます！
10. ボーカル＆インスト両方のアレンジ応用
- ボーカルは「サビ以外」は薄くエフェクトで浮遊感強調
- ワード数は少なめ、“響き”重視
- インストは“リフ＋展開”を丁寧に構成し、飽きさせないように
- AIボーカルやチョップボイスもプログレ系によく合う
“ボーカルあり/なし”両対応で作ると配信・クラブ・BGM需要全カバー！
11. 配信・SNSで映えるトランスの作り方
- イントロ・ブレイクに「印象的なワンフレーズ」「ボイスサンプル」挿入
- 短尺動画向け“30秒展開”版を同時制作
- MVやリリックビデオで“浮遊系映像”と合わせると拡散力UP
- サビを「4小節×2」など反復でTikTok向けにアレンジ
12. Q&A・よくある疑問と解決策
→ 音数は少なくてOK。展開や音の重ね方を“シンプルに繊細に”を意識すれば初心者も大丈夫。
Q2. どんなリファレンス曲で練習すべき？
→ Deadmau5「Strobe」／Above & Beyond「Sun In Your Eyes」など。1曲を細かくコピー→自作にアレンジが近道。
Q3. コード進行の「新鮮さ」を出すには？
→ 転回形・分数コード・テンション（add9,7th,6th,sus4等）で「王道＋変化」を！小さなズレで一気に世界観UP。
13. まとめ＆SNSリンク集
Progressive Tranceは“音の空間美” “知的で繊細なアレンジ” “コード進行で心を動かす”
――作曲家にとって無限の可能性を持つジャンルです。
まずは「王道進行」「シンプルな展開」から、徐々に自分だけの世界観を広げていきましょう！
@renaikinshidayo DJFOX❤最強‼️‼️ EUROBEAT‼️パラパラ⁉️TRANCE⁉️なんでもRemixします❣️ 作曲:原葉月 紅蓮ノ翼 オリジナル曲です❣️ 良かったら聴いてください❣️ #dj #club #eurobeat #パラパラ #trance #music #remix #djfox
♬ 紅蓮ノ翼 - 原 葉月 & 綾乃恋
