「ドキッ」とBGMで心拍数アップ！
——緊張と驚きを操るサウンドデザイン全ノウハウ

心臓が跳ねる。手が止まる。
「ドキッ！」と感じさせるBGMや効果音は、ホラーやサスペンスだけじゃなく日常の動画・配信・ゲームなどあらゆる場面で大活躍！
今回は“驚き”“緊張感”“ハラハラ”を生み出す「ドキッとBGM」の理論・作曲法・演出法を、実例と現場ノウハウで徹底解説します。

🎧【01】「ドキッとBGM」とは？どんな場面で効く？

ドキッとさせるBGMは音量・音質・和音・“間”の作り方で人の感情に直接アプローチ！
例えば：

◎ ホラーやサスペンス映画、心霊系YouTube
◎ ドッキリ動画や「ビックリ系」ショート動画
◎ バラエティ番組で緊張感を煽る場面
◎ ゲーム実況の“隠しイベント”や“死に戻り”シーン
◎ 日常系VlogやPR動画でも“ドキッと演出”は超有効

ドキッとBGMは、意外性と緊張感で“視聴体験”を激変させる魔法の道具！

😲【02】和音・進行で「ドキッ！」を作るコツ＆具体例

① dim（ディミニッシュ）コード…例：Bdim、G#dim。突然差し込むと一気に不安定に。
② sus4（サスフォー）コード…例：C–Csus4–C。着地しそうでしない緊張感。
③ V7♭9（セブンスフラットナイン）…例：G7♭9。クセの強い不協和音でゾワッ！
④ 予期せぬ転調…C→E♭やC→A♭など、突然“異世界”へ飛ばす。
⑤ ルートを半音ズラす…C–B–Cなど。帰ってきたと見せかけて違和感。
⑥ サブドミナントマイナー（例：F–Fm–C）…優しさの裏に潜む影。

こうした進行を“間”や“無音”と組み合わせると、視聴者の心拍を一撃で跳ね上げる。

🎼【03】ドキッとBGMの音色設計・アレンジ術

◎ ストリングスヒット（バイオリンの短い強奏）は「定番ジャンプスケア音」
◎ グリッサンド（滑るような音の移動）やトリルも“ぞわっ”とくる
◎ ノイズ、金属音、ガラスが割れる音…現実離れした素材を混ぜる
◎ SE（効果音）と和音を同時に鳴らして厚みUP
◎ ボイスサンプル（叫び、囁き、奇声）も即効性バツグン

音の「高さ」「持続」「消え際」まで意識すれば、より生々しいドキッ！を作れる。

🪞【04】“間”と“無音”を制する者がドキッとBGMを制す

◎ 緊張がピークに達した瞬間に「完全無音」→爆音ヒット
◎ あえてBGMを止める→環境音だけにして集中力MAX
◎ 1～2秒の“溜め”で想像力を刺激、「何が起きるの？」
◎ サブリミナル的に“違和感”を混ぜて油断させる
◎ 動画編集でも「音声カット＋静止画＋爆音」テクは王道

“静寂”は最高のドキッ！装置。

🎮【05】実例集：用途別「ドキッとBGM」テンプレート

① ホラー＆心霊系
Intro：静かなパッド＋環境音（風・雨）
Build： dimコード＋ノイズ、低音心拍SE
ドキッ！：ストリングスヒット＋叫び声＋E7♭9
After：一瞬だけ無音→環境音に戻る

② ドッキリ動画
Intro：明るいBGM→突然静寂
ドキッ！：ピアノグリッサンド＋サイレンSE＋C–Csus4–C進行
After：笑い声やSEで緊張を一気に開放

③ ゲーム実況（ホラー回）
Intro：ループする低音パッド＋奇妙なリズム
Build： G#m7♭5–C#7♭9–F#mで不協和バランス
ドキッ！：電子ノイズ＋ストリングス＋金属音SE
After：すぐ通常BGMに戻ることで“安堵”と“反動”を演出

どんな場面でも「静→緊張→爆発→余韻」の流れが“ドキッとBGM”の黄金法則！