カノン進行」「王道進行」から“ひとひねり”で新しさを生む具体例・アレンジ・応用法

2025年5月17日 2025年5月17日

【カノン進行・王道進行を超えて】
“ひとひねり”で新時代サウンドを生む作曲術
～実践例・耳コピ術・名曲分析まで徹底ガイド～

「カノン進行はもう使い古された？
“王道”ばかりじゃオリジナリティがない？」

でも実は、**ちょっとの工夫や“ズラし”で「新鮮な響き」「誰も聴いたことがない感覚」**は無限に作り出せます。
このページでは、カノン進行や王道進行を“ひとひねり”で変身させるコツと実例、理論・作例・名曲引用・耳コピテクを、作曲家・原葉月が全力で解説！

“聴き手の耳に残る”進行、“バズる”進行、そして“自分の色”を出す秘訣――
**あなたの作曲が1段階も2段階も進化する“実践ヒント大全”としてお届けします。**

カノン進行（C-G-Am-Em-F-C-F-G）は“どこまでも流れる物語”感、王道進行（C-G-Am-F）は“キャッチー・安定・J-POPの定番”として愛され続けています。

どちらも「繰り返し」が中毒性を生み、アレンジ・ビート・コード変化で**無限のバリエーション**が作れるのが最大の魅力です。

▶ ① ディミニッシュやサブドミナントマイナーを混ぜる

C-G-Am-Em-F-Fm-C-G
→ “Fm”の一瞬の陰りで「切なさ・夜感・おしゃれさ」が一気に増す
名曲例：ヨルシカ「ただ君に晴れ」（Aメロに類似進行）
C-G-Am-Em-F#dim-F-C-G
→ “F#dim”の緊張感で、アニメ・ボカロ・RPGっぽい展開も可能

▶ ② ベース音を動かす/下げる/半音進行にする

C-G/B-Am7-Am7/G-F-Em7-Fm-G
→ “G/B”や“Am7/G”など、ベースが階段状に降りてくると「ストーリー性」抜群。
“Em7-Fm-G”はアニソンで多用！

▶ ③ 2拍ごとにコードをチェンジして原型を崩す

▶ ④ 転調や“借用コード”で印象を裏切る

POINT： 「ディミニッシュ」「サブドミナントマイナー」「借用コード」「ベースの半音階」「加速進行」「転調」を
1つでも混ぜると、**“いつものカノン進行”が“世界で一つだけの響き”になる！**

▶ ① 一部だけマイナーやディミニッシュに変える

▶ ② GをG7sus4→G7→Cでブルージーにする

▶ ③ FmやAbmaj7などワンポイントで混ぜる

POINT：
王道進行は“1箇所変える”だけで“涙腺”も“都会感”も“洋楽感”も手に入る！どんな曲も「この1音」の工夫で一気に“あなたのサウンド”に。

YOASOBI「夜に駆ける」サビ
Bm7 | E7 | A | D | G | C#m7b5 | F#7 | Bm7
サブドミナントマイナーやdim混入の“進行ズラし”でバズ感。
Official髭男dism「Pretender」サビ
F#m7 | B7 | E | C#m7 | F#m7 | B7 | E | Esus4 | E
ベース音/リズムの揺れとサビ頭の“B7”でクセになるズレ。
HoneyWorks「可愛くてごめん」
C | G | Am | Em | F | G | C | G
途中にEmやG→Cジャンプが入ることで“王道”＋“カノン”のハイブリッド化！
K-POP的ワープ進行
C | Dm7 | G7 | Em7 | A7 | Dm7 | G7 | Cmaj7
セカンダリードミナントやmaj7を入れ替えて“グローバルな響き”。